検震くんのファームウェアバージョン1.6.0.0未満で発生するエラーとその対応
弊社で製品開発と販売を行っている高精度MEMS加速度計「検震くん」において、計測中にデータが欠損するなどの動作不良が確認されました。調査の結果、これまでに出荷した筐体の一部でファームウェアにエラーが発生していることが判明しました。
エラーが確認されたファームウェアのバージョン:1.6.0.0未満
検震くんをご利用いただいているお客様につきましては、本ページ最下部のPDFファイルを参考にファームウェアのバージョンをご確認下さいますようお願い申し上げます。ご利用されている検震くんが上記のバージョンに該当する場合、弊社で無償にてファームウェアの更新をさせて頂きます。その際、お手数とは存じますが、レターパックライトなどで弊社宛に検震くんをご郵送下さい。ファームウェアを更新した検震くんと送料相当の切手を同封して返送させて頂きます。
検震くんをご利用下さっているお客様には多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
送り先:
〒270-1356
千葉県印西市小倉台3-1-1-504
ネプラス株式会社
TEL:0476-47-1861
現在までに確認されているエラーの内容と解決方法を以下に記します。本件に該当するバージョンのファームウェアを継続してご使用される場合、設定する値にご注意下さい。同期計測時のエラー頻度を一時的に下げる方法やファームウェアのバージョン確認場所はPDFファイルをご参照下さい。
エラー内容 | 2台以上の検震くんを同期して計測を行った際、スレーブ機が同期信号を受信したタイミングで1秒間のデータ欠損が生じる |
解決方法 | ・ファームウェアの更新 |
エラー内容 | データ圧縮方法「Compression」を常時保存「Save All」に設定した際、不定期に圧縮されたデータが出力される (PC接続時に制御アプリケーションVer.2.6.1.0より古いものを使用して設定した場合のみ) |
解決方法 | ・ファームウェアの更新 ・常時保存で運用する際、圧縮用の設定値「Thresh Level」を0に設定する ・Ver.2.6.1.0以降の制御アプリケーションを使用する |
エラー内容 | 以下の設定を組み合わせて動作させた場合、数秒から数十秒に一回の頻度でデータの保存が正しく行われない ・ゲイン設定「Gain」が0.25gal/LSB(±8G)、または0.1gal/LSB(±4G) ・一秒間のサンプリング数「Samples」が150/sec.以下 |
解決方法 | ・ファームウェアの更新 |
マスター機の同期信号出力間隔を変更する方法.pdf | 234.13 KB
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